2024.03.04

リフォームにかかる費用は?築年数・工事箇所・目的別で相場を比較

リフォームにかかる費用は?築年数・工事箇所・目的別で相場を比較<br />

「自宅の老朽箇所を修繕したい」
「リフォームには費用がいくらかかるんだろう?」とお悩みではありませんか。

リフォーム(老朽化した建物を新築と同じような状態にする)は、大規模な改修工事を実施するリノベーションより安価で依頼できます。

ただし、建物の築年数や工事する箇所・リフォームの目的や規模で費用は変動するため、相場やリフォームのポイントを把握することが必要です。

本記事ではリフォームの費用相場を、築年数・工事箇所・目的・建物の種類ごとに解説します。

予算内で家の改修工事をリフォーム業者にお願いしましょう。

目次

【築年数別】リフォーム費用の相場

リフォーム費用は建物の築年数で異なります。経年劣化による工事の内容や規模の違いがあるからです。

築10年のリフォームの工事費用相場は、20万~80万円です。
部分的な修理や畳など設備品の交換、住宅クリーニングを実施するケースがあります。

築20年のリフォームの工事費用相場は、100万~500万円です。
キッチンなど水回りは使用頻度が高いため、15~20年が寿命です。設備交換やクロスの張り替えを実施します。
一戸建て住宅のリフォームでは、屋根塗装や外壁塗装の劣化の状況に応じて修繕を検討する時期です。

築30年のリフォームの工事費用相場は、800万~1,200万円です。
ドア・窓やふすま・障子、水道管やガス管などの配管が劣化している可能性が高まります。
それぞれの劣化状況に応じたタイミングで取り替えるのが理想です。

築40年のリフォームの工事費用相場は、1,200万~2,000万円です。
ライフスタイルに適した間取りにするため、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)やバスルームの改修工事をします。
一戸建ては中古住宅を全面リフォームするフルリフォーム、マンションは間取りを変更するスケルトンリフォームなどの大規模工事に適した時期です。

築年数が長いほど経年劣化が進み、大規模改修が必要な可能性が高まります。予算に余裕がない場合は、優先順位を付けてリフォーム箇所を決めてください。

【工事箇所別】リフォームの費用相場

リフォーム費用は工事する箇所(内装・外装など)によって変動します。
ここでは費用相場一覧を参考に、工事箇所別のリフォーム内容を具体的に解説します。
費用を抑えるために相場を把握しましょう

室内の内装リフォームの費用相場は、10万~200万円です。
工事箇所で必要な工事が異なり、費用相場が変動します。

キッチンリフォームでは10万円程度でコンロの入れ替え、50万円程度でシステムキッチンの入れ替えが可能です。

浴槽・給湯器の交換は30万~40万円程度の料金で済みますが、ユニットバスを新しく入れ替える場合は100万円程度の費用が必要です。
造作洗面台など洗面所をお洒落にリフォームする場合、20万〜30万円程度料金がかかります。

リビングの天井・壁紙のクロスの張り替えには数万~10万円前後床のフローリング張り替えには20万円前後の金額が生じます。
寝室などの洋室に床暖房を設置するには、25万〜100万程度必要です。

室外の外装リフォームの費用相場は、20万~170万円です。

外壁は150万円以上で張り替え、100万円程度で塗装ができます。塗装する際は使う素材の材料費によって金額が変動します。
屋根の重ねぶき・ふき替え工事の費用相場は100万~200万円程度です。
庭のリフォームだと1平方メートル当たりの芝の貼り付けは5千円~1万円、ウッドデッキの設置は30万~50万円程度かかります。

リフォームを実施する箇所によって費用に差があるため、事前に見積もりを取って確認をしてください。

【目的別】リフォームの費用相場

断熱リフォームの費用相場は、100万~200万円です。
施工範囲は外壁や屋根、窓の内側や床など複数個所にわたります。
一戸建ての壁全体を断熱する場合は、300万~500万円以上かかる場合があります。

耐震リフォームの費用相場は、25万~200万円です。 リフォーム業者に依頼した耐震診断の結果をもとに、耐震金具の取り付けや補強工事をします。 建物の地盤が沈み基礎が埋まっている場合は、今ある基礎の上に新たに基礎を造らなければいけません。

バリアフリー化が目的のリフォームの費用相場は、20万~250万円です。 対象となる改修範囲は、キッチンやバスルームなどの水回り設備、リビングや玄関などです。 バスルームをリフォームする場合、出入口の段差の解消には5万~28万円程度手すりの設置には5千円〜5万円程度、料金がかかります。

防音リフォームの費用相場は10万~300万円で、工事の範囲が広いほど高額です。 騒音防止のために窓の内側を防音工事する場合、1箇所につき8万~15万円程度かかります。一方部屋全体の防音工事は、150万〜300万円程度の費用が必要です。

リフォームの目的を絞るとリフォームする箇所や必要な施行を最小限に抑えられ、費用が節約できます。

上記の価格相場を参考にして、見積書の依頼をおすすめします。

【建物の種類別】フルリフォームの費用相場

フルリフォームとは、建物を全面リフォームする大規模な改修工事のことです。
建物の建て替えをせず、基礎や柱などの構造を残して工事をします。

大規模な工事のため、リフォーム中は仮住まい用の住居が必要な場合があります。

フルリフォームの費用は、建物の種類によってリフォームする範囲の床面積や工事方法が異なるため、相場が変動します。

一戸建てのフルリフォームの費用相場は、500万~2,000万円です。
マンションよりも空間に余裕があり、間取りの変更は自由自在です。
ただし、築年数に応じて、耐震性を高める補強工事が必要な場合があります。
また、地域ごとの景観条例で外壁の色が決められている場合があるため、事前に調べておきましょう。

マンションのリフォームの費用相場は、300万~1,200万円です。
リフォームできる箇所は所有している専有部分で、外壁や玄関ドアなどの共有部分のリフォームは困難です。
マンションを購入していても、配管の位置や間取り変更などが制限されることがあります。

リフォーム費用を抑える方法

リフォーム費用は築年数・工事箇所・目的などで料金が異なります。

ここで紹介するのはリフォーム費用を抑える方法です。
家計に負担をかけずリフォームできるよう、適した方法を把握し経費削減を目指しましょう。

リフォーム費用を抑える方法は、以下の5つです。

  1. 補助金・減税制度を利用する
  2. リフォーム箇所に優先順位を付ける
  3. 設備や建材のグレードを検討する
  4. 使用中の設備を再利用する
  5. 一度にまとめてリフォームする

各項目について説明します。

1.補助金・減税制度を利用する

省エネルギー対策やバリアフリー化に適応したリフォームをすると、国や自治体が提供するリフォーム用の補助金などの支援制度を利用することが可能です。
リフォーム時に一定の条件を満たしていれば、所得税控除や固定資産税の減額、贈与税の非課税措置などの減税制度を使えます。
自己資金が足りずリフォームローンなどを借り入れる場合は、住宅ローン借入金等特別控除を利用して所得税を抑えましょう。

2.リフォーム箇所に優先順位を付ける

優先順位を決めてリフォームする箇所を決めると、支出を抑えられます。
建物の安全性や利用頻度が高い箇所の修繕が第一優先です。
ライフスタイルや省エネ性・快適性・メンテナンスのしやすさなども考慮して、リフォームを実現させましょう。

3.設備や建材のグレードを検討する

リフォームに使われる設備や建材のグレードが高品質だと費用がかさみます。
資金の状態をふまえて、床材・壁材などの建材、バスルームやトイレに使われている設備機器の品質を選んでください。

4.使用中の設備を再利用する

解体する箇所を最小限に抑えて残りの箇所をそのまま活用すると、費用削減ができます。
屋根を改修する場合屋根を撤去して一新するよりも、既存の屋根の上に軽い屋根を張るなど、細かい工夫で撤去費用を抑えましょう。

5.一度にまとめてリフォームする

リフォーム工事は複数の施行箇所を一度にまとめて依頼する方が費用を抑えられます。
いくつかのリフォーム会社に見積りを依頼し、相談しながらリフォーム内容を決めましょう。

リフォームにかかる費用は築年数や工事箇所、目的などによって変動します。

費用相場と実際のリフォーム費用は異なる可能性があるため、今回紹介した内容を参考に正確な費用を把握しましょう。

正しい費用を算出するにはプロへの見積り依頼がおすすめです。

リフォーム後に後悔しないよういくつかの優良業者に仕上がりイメージを伝えて見積りを依頼し、適切な価格で工事できるように業者を検討しましょう。

リフォーム会社をお探しの方は、工事やリフォームを無料で一括見積ができる「ミツマド」がおすすめです。

リフォームに詳しい専門スタッフが、ご要望に合う業者を複数紹介してくれるのでスムーズに施工を進められます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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