和歌山市のリフォーム補助金・助成金とは?
和歌山市でリフォームを検討する際、費用を抑えより快適な住環境を実現するために、利用できる補助金や助成金について理解することが重要です。
どんなリフォームが対象?
和歌山市のリフォーム補助金・助成金は、和歌山の「紀州材」を使用した住宅の工事や、空き家の解消を目的とした工事などが対象として挙げられます。これらの工事を行うことで、地域コミュニティの再生や、住宅の快適性を高め、長期的な資産価値の維持にもつながります。補助金の対象となる工事の種類や、詳細な条件については、和歌山市の公式サイトや関連機関の情報を確認することが大切です。
補助金・助成金のメリット
補助金や助成金を利用する最大のメリットは、リフォーム費用の負担を軽減できることです。自己資金だけでリフォームを行う場合と比較して、経済的な負担を大幅に減らすことが可能になります。また、補助金を活用することで、より質の高いリフォーム工事を行いやすくなるという利点もあります。補助金を利用することで、初期費用を抑えつつ、快適な住環境を実現できます。さらに、補助金によっては、申請手続きのサポートや、専門家による相談を受けられる場合もあり、初めてリフォームを行う方にとっても安心です。
2025年最新!和歌山市のリフォーム補助金・助成金一覧
和歌山市では、リフォームをお得に進めるための様々な補助金や助成金が用意されています。2025年の最新情報を確認し、賢く活用しましょう。
令和7年度紀州材で建てる地域住宅支援事業
住宅産業の振興と林業・木材産業の活性化を目的とした補助制度です。一定の条件のもと、「紀州材」を使用した木造住宅の新築、増築及び改築並びに「紀州材」を内外装材に使用した住宅に対して、補助金を交付します。
①構造材等使用事業
和歌山県内で、ご自身が住まわれる木造住宅の構造材等に紀州材を使用される方に、最高20万円を補助します。
②内外装材整備事業
和歌山県内で、ご自身が住まわれる住宅の内外装材を紀州材で整備される方に、5万円(定額)を補助します。
(1)構造材等使用事業の条件
- 和歌山県内において、ご自身がお住まいになるために新築、増築及び改築する木造住宅であること
- 木造住宅の構造材(土中杭を含む)又は構造材と併せて内外装材等に乾燥紀州材を使用していること
- 補助金交付の対象となる乾燥紀州材の使用材積が、5立方メートル以上であること
(2)内外装材整備事業の条件
- 和歌山県内において、ご自身がお住まいになるために新築、増築及び改築する住宅又はご自身が所有しお住まいになられている住宅であること
- ご自身が所有しお住まいになられている住宅にあっては、耐震基準を満たしている又は耐震改修工事を実施予定の住宅であること
- 内外装材(床、内壁、天井、階段、外壁等)に乾燥紀州材を使用していること
- 補助金交付の対象となる乾燥紀州材の使用面積が、20平方メートル以上であること
- 工事請負契約書又は請書が交わされたものであること
(1)(2)の共通条件
- 補助の対象となる木材の含水率が25%以下であり、和歌山県の証明基準により紀州材であると証明されるもの
- 2026年3月31日(火)までに補助対象木材の工事現場での施工が完了すること
申請期間が限られている場合があるので、和歌山市の公式サイトなどで最新情報を確認し、早めの申請を心がけましょう。
和歌山市移住者空き家改修等補助金交付事業
和歌山県外からの移住者が空き家バンクに登録している市内の空き家を購入し、その家に定住する場合、改修費用等の一部を補助する制度を設けています。
対象条件
和歌山県外からの移住者で、空き家バンクを利用して登録空き家の所有権を取得し、次の要件をすべて満たしている方
(1)和歌山市税の滞納がないこと
(2)暴力団関係者等でないこと
(3)10年以上購入物件に定住する意思をもっていること
(4)空き家の売主の3親等以内の親族でないこと
対象の移住者
- 取得時に和歌山県外に居住している場合
和歌山県外に居住しており、申請日以前3年間和歌山市に居住したことがない方
- 取得時に既に和歌山市に移住している場合
転入日から2年以内にこの補助を申請した方で、本市に転入する以前は和歌山県外に居住し、転入日以前3年間本市に居住したことがない方
補助金額
補助対象経費の合計額の3分の2(改修工事費用と家財道具等処分費用を合わせて上限50万円)
※改修工事費用に係る上限:50万円 家財道具等処分費用に係る上限:10万円
申請の際は事前にご相談の上、和歌山市役所 本庁舎8階 耐震・空家対策課まで申請書類を持参してください。
住宅耐震改修事業
耐震診断の結果、耐震性が低いと判定された戸建て住宅、長屋及び共同住宅について、基準を満たす耐震改修を行った場合、耐震改修費の一部を補助する制度です。
補助対象事業
補助対象事業は次のいずれかです。
- 耐震補強設計+耐震改修工事
- 耐震改修工事
補助金額
次の(1)+(2)(最大131万6千円)
(1)「耐震改修工事費」の5分の2(上限57万5千円、千円未満切捨て)(注1)
(2)「耐震補強設計費※+耐震改修工事費」-(1)(上限74万1千円、千円未満切捨て)(注2)
※補助対象事業に耐震補強設計を含める場合
(注1)平成29年度以前に設計に対して補助金の交付を受けている場合は、「耐震改修工事費」の11.5パーセント(上限48万9千3百円、千円未満切捨て)となります。また、長屋及び共同住宅の場合は別途床面積による補助限度額(3万9千9百円/平方メートル)があります。
(注2)平成29年度以前に設計に対して補助金の交付を受けている場合は、「耐震改修工事費」の3分の2(上限67万3百円、千円未満切捨て)となります。
申請条件
次のすべての条件を満たす場合、補助申請をしていただくことができます。
①耐震診断の結果が、住宅の構造に応じて次のいずれかに該当すること。
- 木造住宅 市の無料耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満の住宅
- 非木造住宅 耐震診断の結果、Is値が0.6未満又はq値が1.0未満の住宅
(注)市の耐震診断事業によらない耐震診断については、市の耐震診断事業の住宅の要件を満たしているもので、耐震診断結果について、第三者機関での判定を受けたものに限ります。
②申請者が対象の住宅を所有、居住又は居住する予定であること。(所有の場合は、対象住宅に居住又は居住予定者がいる場合に限る。)
(注)一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)の「マイホーム借上げ制度」に申込を行っている場合は、この限りではありません。
③申請者が個人であり市税(固定資産税、市民税等)を完納していること。。
④当該補助に係る事業(契約の締結、着手金の支払い等含む。)に着手していない。
⑤申請者又は敷地内の建物が、過去に同事業補助金の交付を受けていないこと。
⑥その他(該当する方)
対象住宅の所有者が「申請者本人又は同居の親族」以外である場合、耐震改修について所有者の同意(貸家、長屋及び共同住宅は、すべての住戸の代表者の同意)を得ていること。
⑦木造住宅の場合、平成12年6月以降に増築工事を行っている住宅は対象にならない場合があります。また、非木造住宅の場合、昭和56年6月以降に増築工事を行っている住宅は対象にならない場合があります。
⑧平成12年5月31日以前に建築(着工)された住宅(戸建て、長屋又は共同住宅で居住の用に供している部分の面積が延べ面積の2分の1を超えているもの)で、延べ面積が400平方メートル以下、木造住宅については2階建て以下の住宅であること。
補助条件
「5.申請の条件」を満たす住宅について、次のすべての条件を満たす耐震改修工事を行った場合、補助金が交付されます。
①住宅の構造に応じて、次のいずれかの基準を満たす耐震補強設計及び耐震改修工事を実施すること。
木造住宅 一般型補強、避難重視型補強、1階改修型補強のいずれかを選択
- 一般型補強:評点1.0未満を1.0以上にする補強
- 避難重視型:評点0.7未満を0.7以上1.0未満にする補強
- 1階改修型 :1階の評点1.0未満を1.0以上にする補強
非木造住宅 Is値を0.6以上かつq値を1.0以上にする補強
②耐震補強設計について、第三者機関の設計審査(判定)を受け適合させること。(補助対象事業に耐震補強設計を含めない場合についても必要です。)
③耐震改修に関する耐震補強設計※及び耐震改修工事が未契約・未着手で、申請者が市の補助金の交付決定通知後に契約・着手し、事業完了後30日以内かつ令和8年2月13日までに工事完了の報告をすること。(※補助対象事業に耐震補強設計を含める場合)
【出典】住宅耐震改修事業
その他のリフォーム補助金
上記以外にも、和歌山市では様々なリフォームに関する補助金制度が設けられている場合があります。例えば、太陽光発電設備等の導入のための工事や、県外からの移住に伴うリフォーム工事など、特定の目的を持ったリフォームに対して補助金が支給されることがあります。これらの補助金制度は、年度ごとに内容が変更される場合があるため、和歌山市の公式サイトや広報誌などで最新情報を確認することが重要です。
補助金の申請には、それぞれの制度ごとに異なる条件や手続きがあります。詳細については、和歌山市の公式サイトや、各制度の窓口にお問い合わせください。
補助金・助成金の申請方法

補助金や助成金を活用するには、適切な申請手続きを踏む必要があります。ここでは、申請に必要な書類、申請の流れ、そして注意点について詳しく解説します。
申請に必要な書類
申請には、様々な書類が必要となります。一般的に必要となる書類には、以下のようなものがあります。
- 申請書: 補助金・助成金の種類によって書式が異なります。和歌山市の公式サイトからダウンロードするか、窓口で入手できます。必要事項を正確に記入しましょう。
- 工事の見積書: リフォームを行う業者が作成した見積書が必要です。工事の内容、費用、使用する材料などが詳細に記載されているものを準備しましょう。
- 工事契約書: リフォーム業者との間で交わした工事請負契約書が必要です。契約内容を確認し、原本またはコピーを提出します。
- 工事前の写真: リフォーム前の住宅の状態を記録するために、写真が必要です。工事箇所全体が写るように、複数枚撮影しておきましょう。
- その他: 制度によっては、耐震診断報告書、省エネ性能を示す書類、バリアフリー改修の内容がわかる図面など、追加の書類が必要となる場合があります。事前に確認し、準備しておきましょう。
これらの書類は、申請の際に不備がないように、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。不明な点があれば、和歌山市の担当窓口に問い合わせて、確認しておきましょう。
申請の流れ
補助金・助成金の申請は、一般的に以下の流れで進みます。
- 情報収集: まずは、和歌山市の公式サイトや広報誌などで、利用可能な補助金・助成金に関する情報を収集します。制度の概要、申請期間、対象となる工事の種類などを確認しましょう。
- リフォーム業者との相談: リフォームを行う業者と相談し、工事内容や費用について具体的な計画を立てます。補助金の対象となる工事かどうか、事前に確認しておきましょう。
- 申請書類の準備: 必要書類を揃えます。申請書は、和歌山市の公式サイトからダウンロードするか、窓口で入手し、必要事項を記入します。その他の書類も、事前に準備しておきましょう。
- 申請: 必要書類を揃えて、和歌山市の担当窓口に申請します。申請期間が定められている場合があるので、期間内に申請するようにしましょう。
- 審査: 申請内容に基づいて、和歌山市が審査を行います。審査には時間がかかる場合があります。
- 交付決定: 審査の結果、補助金・助成金の交付が決定された場合、通知が届きます。交付決定通知書は、大切に保管しておきましょう。
- 工事の実施: 交付決定後、リフォーム工事を開始します。工事期間中は、業者と密に連携を取り、進捗状況を確認しましょう。
- 実績報告: 工事完了後、完了報告書や工事写真などを提出します。補助金の種類によっては、現地調査が行われる場合があります。
- 補助金の受給: 実績報告が認められれば、補助金が交付されます。指定された方法で、補助金を受け取りましょう。
申請の流れを事前に理解しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。各ステップで不明な点があれば、和歌山市の担当窓口に問い合わせて、確認するようにしましょう。
注意点
補助金・助成金を申請する際には、いくつかの注意点があります。
- 申請期間: 補助金・助成金には、申請期間が定められています。期間内に申請しないと、補助金を受け取ることができません。和歌山市の公式サイトなどで、最新の情報を確認し、早めに申請しましょう。
- 対象となる工事: 補助金の対象となる工事の種類は、制度によって異なります。事前に、自分の行うリフォーム工事が対象となるかどうか、確認しておきましょう。
- 申請条件: 補助金・助成金には、様々な申請条件があります。例えば、和歌山市に住民票があること、一定の所得以下であることなど、条件を満たさないと申請できません。申請前に、必ず条件を確認しておきましょう。
- 必要書類: 申請には、様々な書類が必要です。書類に不備があると、申請が受理されない場合があります。事前に、必要な書類を確認し、漏れがないように準備しましょう。
- 二重申請: 他の補助金・助成金との併用ができない場合があります。複数の制度を申請する際には、事前に確認しておきましょう。
- 虚偽の申請: 虚偽の申請を行った場合、補助金の返還や、罰則が科せられることがあります。事実に基づいた申請を行いましょう。
これらの注意点を守り、正しく申請することで、補助金を確実に受け取ることができます。不明な点があれば、和歌山市の担当窓口に問い合わせて、確認するようにしましょう。
リフォーム業者選びのポイント
リフォームを成功させるためには、信頼できる業者選びが不可欠です。しかし、数多くのリフォーム業者の中から、どのように最適な業者を選べば良いのでしょうか?
優良業者の見分け方
優良なリフォーム業者を見分けるためには、いくつかのポイントに注目しましょう。
- 実績と評判: 施工実績が豊富で、顧客からの評判が良い業者を選びましょう。ホームページや口コミサイトで、実際の施工事例や顧客の声を参考にできます。
- 資格の有無: 建築士や施工管理技士などの資格を持つ業者は、専門的な知識と技術を有している可能性が高いです。資格の有無は、業者の信頼性を測る一つの指標となります。
- 丁寧な対応: 相談や見積もり、契約など、すべての段階で丁寧に対応してくれる業者を選びましょう。質問に対して的確に答えてくれるか、こちらの要望をしっかりと聞いてくれるかなどが重要です。
- 保証制度の充実: 万が一のトラブルに備えて、保証制度が充実している業者を選びましょう。工事後のアフターフォローや、瑕疵(かし)保証の有無などを確認しておくと安心です。
これらのポイントを参考に、複数の業者を比較検討することが大切です。
見積もり比較のコツ
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、適正な価格で質の高いリフォームを実現できます。見積もりを比較する際には、以下の点に注意しましょう。
- 内訳の明確さ: 見積もりの内訳が詳細に記載されているか確認しましょう。材料費、工事費、諸経費などが明確に区別されていることが重要です。
- 費用の妥当性: 見積もり金額が、相場と比較して大きくかけ離れていないか確認しましょう。複数の見積もりを比較することで、費用の妥当性を判断できます。
- 追加費用の有無: 追加費用の発生について、事前に説明があるか確認しましょう。契約後に、当初の見積もりよりも費用が高くなるケースもあるため、注意が必要です。
- 不明点の確認: 見積もり内容に不明な点があれば、業者に質問して確認しましょう。疑問点を解消しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。
見積もりを比較する際には、金額だけでなく、工事内容や使用する材料、保証内容なども総合的に検討しましょう。
相談窓口の活用
リフォーム業者選びで悩んだ場合は、専門家の意見を聞くことも有効です。リフォームに関する相談窓口を活用することで、客観的なアドバイスを得ることができます。
- 住宅リフォーム・紛争処理支援センター: リフォームに関する相談や、トラブル解決のサポートを行っています。中立的な立場でアドバイスをしてくれるため、安心して相談できます。
- 地域の消費者センター: 消費生活に関する相談を受け付けています。リフォームに関する相談も可能で、悪質な業者による被害を未然に防ぐための情報提供も行っています。
- リフォームコンサルタント: リフォームに関する専門的な知識を持つコンサルタントに相談することもできます。業者選びや、見積もりのチェックなど、様々なサポートを受けることができます。
これらの相談窓口を活用することで、安心してリフォームを進めることができます。
まとめ:和歌山市のリフォーム補助金を活用して、理想の住まいを!
和歌山市のリフォーム補助金・助成金に関する情報をお届けしました。これらの制度を活用することで、費用を抑えながら、安全で快適な住環境を実現できます。
本記事でご紹介した情報を参考に、あなたも理想の住まいを手に入れましょう。補助金の申請方法や注意点をしっかり確認し、計画的にリフォームを進めてください。不明な点があれば、和歌山市の窓口にお気軽にお問い合わせください。
快適な住まいは、日々の生活を豊かにします。ぜひ、この機会にリフォームを検討し、より良い暮らしを実現してください。