2024.02.27

防音工事とは?主な種類と費用相場、スムーズに進めるポイント

防音工事とは?主な種類と費用相場、スムーズに進めるポイント

日々の生活の中で、「音」に関する不安・悩みを感じていませんか?
「赤ちゃんの夜泣きの声が近隣中に響いてしまう」
「深夜に帰ってくる上の階の住人の足音が気になる」
「ピアノを習い始めた子どもに、家で心置きなく練習させたい」

近隣との騒音トラブルを未然に防いだり、音を出して問題ない環境を整えたりするには、住まいや建築のリフォームで防音工事をするのがおすすめです。

本記事では、防音工事のリフォーム時に役立つ基礎知識を紹介します。工事の主な種類や費用の相場、スムーズに進めるポイントをまとめました。

目次

防音工事に使う防音材の種類

防音工事により、室内からの音漏れを防いだり、外からの音を遮断したりできます。音漏れ防止・外音の遮断に効果を発揮するのが「防音材」です。

防音材に使用する素材はさまざまな種類があり、素材によっては音を遮ったり吸収したりと、防音の方法が異なります。

工事の目的に合った防音材が選べるよう、主な防音材の種類や性能を紹介します。

遮音材

遮音材は、音を跳ね返す作用で防音する素材です。

音は通常、物体が振動して空気中に発生する波により伝わり、耳に入ると音として聞こえます。空気中に放出される音は「空気伝播音」と呼ばれます。

遮音材は、空気伝播音に有効な防音素材です。空気中に伝わる音を跳ね返して遮り、室内に通ってこないよう防音するはたらきがあります。

遮音材に用いられる主な素材は以下の通りです。素材の密度が高くて頑丈なものが多く、面密度や質量がある素材ほど性能があがります。

  • コンクリート
  • 鉄板
  • 鉛シート
  • 合板
  • 石膏ボード
  • 遮音専用のシートやパネル

すでに住んでいる部屋への施工から、これから住宅を建てる新居への施工まで、幅広いリフォームに採用できる防音材です。

吸音材

吸音材とは、音を熱エネルギーに変えて防音する素材です。

遮音材と同じく、空気中を伝わる空気伝播音に対して防音効果を発揮します。空気中に伝わる音の振動を熱エネルギーに変化させて、音の力を軽減し防音するのが吸音材のはたらきです。

吸音材には「多孔質型」「共鳴器型」2つの種類があります。

多孔質型吸音材は、素材に空いた小さな穴へ音が入るときに熱エネルギーを発生させる仕組みで防音する吸音材です。共鳴器型吸音材は、空気自体を振動させて空気中を伝わる音とぶつけ、摩擦熱を生じさせることで防音します。

吸音材に用いられる素材は以下の通りです。

【多孔質型吸音材】

  • グラスウール ※ガラスが原料の人工繊維
  • ロックウール ※天然鉱物が原料の人工繊維
  • ウレタンスポンジ
  • メラミン

【共鳴器型吸音材】

  • 有孔ボード
  • パンチングメタル

防音効果を高めるには、吸音材を複数組み合わせて設置したり、遮音材と組み合わせて使用したりするのがおすすめです。

防振材

防振材とは、建物に生じた衝撃からくる振動音をやわらげて防音する素材です。

空気伝播音の他に、「個体伝搬音」という音があります。個体伝播音は、建物に直接衝撃や力が加わった際に生じる振動で、壁や床が振動することで生じる音です。

防振材には、建物に生じた衝撃からくる振動のエネルギーを吸収しやわらげる作用があります。振動するエネルギーが弱まると、生じる音を軽減できるため個体伝搬音の防音に効果を発揮します。

防振材に用いられる素材は以下の通りです。

  • ゴム製マット
  • フェルト
  • スポンジ

ゴムやフェルトは劣化しやすいため、過度に圧をかけたり、紫外線や熱が当たらないところで使用する等、注意が必要です。劣化具合は定期的に確認し、必要に応じて交換してください。

制振材

制振材とは、建物に生じた衝撃を直接やわらげて防音する素材です。

防振材と同様、建物の衝撃からくる個体伝搬音に効果を発揮します。防振材が振動エネルギーに作用するのに対して、制振材は振動のもととなる衝撃そのものに作用します。振動によって生じた衝撃のエネルギーを吸収して、生じる音を弱めるため、個体伝搬音の防音に効果的です。

制振材に用いられる素材は以下の通りです。

  • アルミニウムシート + ゴム系、樹脂系の粘着剤
  • ガラスクロスシート + ゴム系、樹脂系の粘着剤

一般的な制振材はシート状のものが多く、貼り付け方により防音効果が変わります。商品の使用方法を確認の上、正しく使用してください。

【目的別】防音工事の種類と費用相場

防音工事には種類があり、それぞれ施工の目的やかかる費用が異なります。防音工事の種類を正しく理解すると、予算内で理想的なリフォームを完遂できます。

工事内容や費用相場に加えて、使用する防音材や施工すべき箇所、ポイントをまとめました。

外からの音を防ぐ工事

近隣の生活音や車の走行音など、外から聞こえる音が気になる場合は、音が聞こえやすい窓や換気口、壁に対して防音工事を実施してください。

代表的な4種類の工事について解説します。

・二重窓(内窓)を取り付ける

二重窓(内窓)を取り付ける工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 すでにある窓の内側に、もう一枚の窓を設置する
費用相場 1箇所につき約5~12万円

二重窓は、室内側にある窓に対して、内側からもう一枚窓が設置された状態を差します。内側から窓を設置するので、内窓とも呼ばれます。

窓ガラス自体は、壁や屋根と比べると防音性が高くありません。外からの音は、窓ガラスの隙間を通過して入り込みます。

窓を二重にすると、すでにある窓と追加した窓の間に空間ができ、2枚の窓の空間が外からの音を吸収します。二重窓(内窓)の取り付けは、外からの音を防音するのに効果的な工事のひとつです。

二重窓(内窓)を取り付ける際の費用相場は、1箇所につき約5~12万円です。

費用は窓のサイズにより変動します。トイレやお風呂の小窓は費用が少なく済み、ベランダへ出るような場所の大きな窓では高額になる傾向があります。サイズと費用相場は以下の表を参照してください。

小さめの窓
70×90cm、100×150cm 等
約3~7万円
中くらいの窓
120cm×170cm、140×150cm 等
約5~8万円
大きめの窓
180cm×170cm、240×200cm 等
約7.5~10万円超

その他、使用するガラスの種類や建物の構造により費用が変わります。施工業者・工事請負業者に依頼する際に、正式な見積りをもらって確認してください。

・防音ガラスに変更する

防音ガラスに変更する工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 防犯性能の高いガラスに取り替える
費用相場 1箇所につき約5~15万円

防音ガラスとは、2枚以上のガラスの間に特殊な膜を挟み込み、防音機能を高めたガラスです。防音ガラスに内蔵した特殊膜は、外界の振動を熱のエネルギーに変換し、室内に外からの音が透過するのを防ぎます。特殊膜のはたらきで破損しにくく、防音に加えて防犯・防火の機能を発揮するメリットがあります。

より防音効果を高めるには、二重窓のガラスを防音ガラスにしたり、追加で防音サッシを設置したりするのがおすすめです。防音ガラス単体より高い遮音性を発揮します。

防音ガラスに変更する際の費用相場は、1箇所につき約5~15万円です。防音ガラスのみであれば3~8万円が相場であるため、DIYで対応すると費用をおさえられます。

防音ガラスに似た構造をもつガラスに、「異厚複層ガラス」があります。異厚複層ガラスは、厚みが異なる2枚のガラスの間に空間がある構造をしているガラスです。空気層のはたらきで外の音を伝えにくくするのに加え、空気層が外界の冷気を遮断し、結露を防いだり断熱性を発揮したりする効果が期待できます。

防犯ガラスと異厚複層ガラスには費用の相場に差がないため、得られるメリットを踏まえて施工業者・工事請負業者に相談しながら、設置するガラスを決めるのがおすすめです。

・換気口を防音仕様にする

換気口を防音仕様にする工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 防音効果の高い換気口に取り換える
費用相場 約2~5万円

防音工事で盲点になりやすいのが換気口です。換気口は室内の空気を循環させるため、常に外の空気を取り入れ、室内の古い空気を排出します。外の空気と一緒に入ってくる音を遮断できるよう、防音機能に特化した喚起口へとバージョンアップすることで、防音効果を発揮します。

壁に取り付けられている換気口を、防音効果の高い換気口に取り換える主な方法は、以下の通りです。

  • 屋外の開口部カバーを防音のフード付きのものに交換する
  • 屋内の換気口を交換する
  • 空気の通り道となる換気ダクトの中に吸音材を入れる

換気口を防音仕様にする際の相場費用は、約2~5万円です。防音カバーの交換や換気口の交換など、取り換えをどのように進めるかは、施工業者・工事請負業者に調べてもらった上で決定するのがおすすめです。

・壁の防音性能を高める

壁の防音性能を高める工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 壁の内部に防音性の高い素材を入れる
費用相場 約18~25万円

壁の防音工事は、壁の内部に防音性の高い素材を入れて外からの音を遮る方法が一般的です。具体的には、以下の手法がとられます。

  • 遮音シートを入れて、壁内部から音を跳ね返す
  • 吸音材を入れて、音を取り込み小さくする
  • 石膏ボードを埋め込み、音を遮断する

壁の防音性能を高める際の費用相場は約18~25万円です。防音工事を実施する部屋の広さや部屋の数によって金額が変動するため、施工業者・工事請負業者の見積りを依頼する必要があります。

室内の生活音を防ぐ工事

室内の生活音は、騒音トラブルの原因のひとつです。以下のようなケースで、生活音の音漏れが懸念されます。

  • 歩く足音
  • 子どもの泣き声、叫び声
  • ペットの鳴き声
  • ドアや窓の開け閉め音

自分自身では気にならない生活音は、近隣との思わぬトラブルに発展しかねません。騒音トラブルを防ぐには、室内の床・ドア・壁への防音対策が効果的です。

室内の生活音を防ぐ、代表的な4種類の工事について解説します。

・床材を張り替える

床材を張り替える工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 防音性の高いフローリング・カーペットに張り替える
費用相場 約5~25万円

部屋にすでに張られている床材を、防音性の高いフローリング・カーペットに張り替えると防音効果が得られます。足音や床に落ちた際の落下音に有効です。

手軽に済ませたい場合は、防音カーペットを敷くのがおすすめです。衝撃を吸収するマットには、1枚でカーペットとして使えるものから、手持ちのラグの下に敷いて使うものまで幅広い種類の商品があります。5~6畳で約3~5万円と、リーズナブルな費用感です。

防音機能を有するマットやカーペットの性能は、JIS規格のL値(L等級)により区分され、数値が低ければ低いほど防音性に優れています。最上級のL40では、物音や子どもの足音がほとんど気にならなくなるほどの遮音効果です。機能性にこだわるほど費用が高くなり、約20~25万円になる場合があります。

床材の費用は、工事を実施する部屋の広さだけでなく、張り替える床材により変動します。購入するカーペットの効果と費用を確認しながら選びましょう。

・床の下に防音材を設置する

床の下に防音材を設置する工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 床を取り除いて防音材を敷き、新しい床材を設置する
費用相場 約30~60万円

床材を張り替える以外に、一度既存の床を取り除いて下地に防音材を敷き、上から新しい床材を設置する方法があります。遮音マットを設置したり、下地に吸音性の高い素材を敷いたりすると防音効果が発揮されます。

カーペットを敷かずに、フローリングの床で過ごしたい場合におすすめの防音対策です。

防音マット自体の費用に既存の床材を剥がす基礎工事分の費用が加わり、工事全体で約30~60万円かかります。部屋のタイプによっては床材を剥がせない場合があるため、施工業者・工事請負業者に事前調査を依頼し、実施可能かどうか確認してください。

・防音仕様のあるドアに変える

防音仕様のあるドアに変える工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 室内のドアを防音仕様のドアに変更する
費用相場 約25~35万円

室内のドアは壁より薄い上にドアと床の間に隙間が生じやすいため、音漏れしやすい箇所のひとつです。室内のドアを防音仕様のドアに変更すると、他の部屋からの生活音を遮断できます。在宅業務や楽器演奏の部屋がある場合は、室外からの音を遮りつつ室内の音漏れを防ぐのに有効な手段です。

防音仕様のドアは通常のドアよりも厚みがあり、ドア枠と床の間の隙間が狭くなっています。ドアの厚みで音が浸透しにくくなるのと同時に、ドアを閉めた際の密閉性が高くなり音の遮断につながります。

防音ドアに変更する費用の相場は約25~35万円です。簡易的な防音ドアであれば、約5万円で販売されています。取り付けるドアのサイズや防音効果により金額が異なるので、取り付けを依頼する業者に事前相談するのがおすすめです。

・壁の内部に防音性能のある素材を入れる

壁の内部に防音性能のある素材を入れる工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 壁の内部に防音性の高い素材を入れる
費用相場 約18~25万円

壁の防音工事は、外からの音を防ぐのと同様、室内の音漏れ防止に効果的です。壁の内部に遮音シートや吸音材を入れて防音性を高めます。

室内の騒音は、空気中を伝播するのに加えて、壁に直接ぶつかった衝撃からくる個体伝搬音の防音対策が必要です。吸音性と防振性、両方の機能に優れた防音材を選びましょう。

外からの音を防ぐ際と同じく費用相場は約18~25万円です。工事を行う部屋の広さや部屋数を施工業者・工事請負業者に伝え、正確に費用を見積ってください。

映画鑑賞や楽器演奏のために防音する

趣味・娯楽を満喫するために防音対策を実施するケースがあります。

  • 自宅にホームシアターやシアタールームをつくって、映画を鑑賞したい
  • 大音量で音楽を楽しめるオーディオルームがほしい
  • ピアノ室をつくって、演奏会の練習をしたい
  • ドラムを練習できるスタジオがほしい
  • 気持ちよく歌えるカラオケルームをつくりたい
  • たくさんの友人を招いてパーティや宅飲みを楽しみたい

近隣の騒音トラブルを回避しつつ趣味や娯楽を楽しみたい場合は、防音室を新たに設置するよう検討するのがおすすめです。

・部屋を防音室へリフォームする

既存の部屋を防音室へリフォームする工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 床や壁、天井の内部に防振材を入れてリフォームする
費用相場 約200~500万円

趣味・娯楽用の部屋をつくる方法のひとつが、既存の部屋に手を加え防音室へとリフォームするやり方です。具体的には以下の手段を使って防音室にリフォームします。

  • 床に防音マットや防振材を敷く
  • 壁に吸音材や防振材を入れる
  • 天井内部に防振材を入れる
  • 窓を二重窓にしたり、防音ガラスに変えたりする
  • 防音ドアに付け替える

床や壁、天井の内部に防振材を入れると、振動からくる衝撃を抑えられ建物の構造を通して伝わるないようにできます。その他、室内外からの音を遮断するのに窓やドアの対策が有効です。

1部屋すべてリフォームするので、費用相場は高めの約200~500万円です。部屋の広さや建物の建材(木造・鉄筋コンクリートなど)により変動します。

部屋のタイプ・構造により施工できない工事があるので、事前に施工業者・工事請負業者に希望の予算を伝えた上で、リフォームのプランと見積りを依頼するのがおすすめです。工事範囲が広く費用が高額となるため、施工を依頼する業者選びは慎重に実施しなければなりません。施工実績・施工事例まで確認し、信頼がおける業者に依頼してください。

・組み立て式の防音室を設置する

組み立て式の防音室を設置する工事の内容・費用相場は以下の通りです。

工事内容 室内で組み立てて設置するタイプの市販品を購入・設置する
費用相場 約50~250万円

部屋自体をすべて防音室へとリフォームするには、高額な費用が必要です。予算をおさえつつ防音室を用意したい場合は、室内で組み立てて設置する市販品の防音室を利用する方法がおすすめです。

広さは、公衆電話ボックスほどの1畳未満から4畳以上まで、幅広い広さの防音室が販売されています。中には、コンセントを設置したり、キャスター付きで持ち運びできたりする防音室があります。

組み立て式の防音室は約50〜250万円が費用相場です。趣味や娯楽だけでなく、仕事や作業用に使えますので、用途に合ったものを検討しましょう。

防音工事をスムーズに進めるポイント

防音工事を進める前に確認すべきポイントがあります。

お住まいの住宅のタイプによっては、防音工事が施工できません。また施工内容によっては補助金を利用でき、知らないと損をしてしまいます。

スムーズに施工できるよう、工事可否と補助金・助成金制度について要点をまとめました。

マンションの場合は事前確認しておく

マンションの一室をリフォームする場合、防音工事が可能かを事前に確認しておく必要があります。

リフォームが自由にできる新築や戸建住宅と異なり、マンションのリフォームは各マンションの管理規約によって制限されています。賃貸マンションか分譲マンションかに関わらず、必ず管理会社に問い合わせ先に連絡して防音工事の可否を確認してください。

防音工事が可能か確認する際は、実施しようとしている工事の内容・目的・工事個所を伝えて相談するのがおすすめです。

たとえば、楽器演奏ができるように防音工事をしようと管理会社に相談したところ、そもそもマンション内での楽器演奏が規約内で禁止されていた、といったケースがあります。せっかく防音工事したのに楽器演奏ができなければ実施する意味がなくなってしまうので、工事の内容や目的まで触れて相談してください。

補助金・助成金制度を利用できるか調べておく

二重窓を取り付ける工事の場合、長期優良化リフォームの対象となり補助金を利用できるケースがあります。二重窓の工事だけの実施に限らず、断熱・エコ住宅設備のリフォーム工事とあわせて防音工事を行うと、補助金の対象となる場合があります。

二重窓取り付けに際して補助金を受けるには、受給基準を満たしているかの審査に合格しなければなりません。審査要件や申請のスケジュールなど、国や自治体の補助金制度について確認しましょう。

二重窓の取り付け以外に、住んでいる地域により防音工事の補助金・助成金制度が利用可能です。

防衛省が指定した騒音区域内は、住宅防音工事の補助金を交付する制度が設けられています。区域ごとに設定された騒音レベルを表す指標がWECPNL(加重等価継続感覚騒音レベル)です。70~80W、80~85Wなどのレベルわけがされ、レベルごとに補助対象の建物と工事内容が告示されています。 

その他、北関東防衛局・南関東防衛局により制定された助成金制度があります。補助の対象となる土地の条件は、以下が目安です。

  • 近隣に幹線道路があり、防音に関する条例が適用されている区域
  • 自衛隊基地や在日米軍基地の周辺で、防衛省が実施する事業の要件を満たす区域
  • 空港や飛行場の近くなど、日常的に騒音の発生が想定される地域

該当する地域に住んでいる場合は補助の対象区域になる可能性が高いので、前もってその自治体に確認するのがおすすめです。

防音工事は事前確認と準備が重要!理想の生活スタイルを手に入れよう

防音工事は、事前確認・準備事項がたくさんあります。工事計画や業者選定を進める前に、以下の要素を確認・検討しましょう。

  • そもそも防音工事ができる住宅なのか
  • 使用する防音材の種類をどうするか
  • 工事の目的は何か、どういう状態が理想か
  • 家のどの箇所を工事するのか
  • 希望する予算はどの程度か
  • 補助金・助成金を利用できないか

防音工事を施工すると、住宅の性能が向上し、近隣とのトラブルを回避した自身の暮らしを快適にしたりできます。一方用途や目的によっては自宅の一室すべてを修繕・リフォームする必要があり、費用負担が高額になりかねません。

事前に確認・準備を充分にして、納得度が高い防音工事を実施しましょう。

リフォーム会社をお探しの方は、工事やリフォームを無料で一括見積ができる「ミツマド」がおすすめです。

防音工事に詳しい専門スタッフが、ご要望に合う業者を複数紹介してくれるのでスムーズに施工を進められます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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